夜七時

2018-12-10

意外と知らないドメインについて、ちゃんと調べてみる

ドメインという言葉は、一般的にも浸透しているでしょう。
例えば、http://google.co.jpgoogle.co.jpドメイン
ざっくりいうと、URLとかアドレスとも呼ばれている部分と思っていて問題はないと思います。

でも、それくらいしか知らない。
実際、自分のサイトにドメインを設定する段になって、初めて「ん?これってどういう意味だ?」って思い、調べ直してみることにしました。

ドメイン=「IPアドレスを置き換えたもの」

IPアドレス(Internet Protocol Address)とは、各コンピュータに個別に割り振られた番号です。
IPは、個人のパソコンにもありますが、今回の場合は、webサーバーと呼ばれるコンピュータに割り振られた番号のことを指します。

このwebサーバの上に、htmlファイルを置くことで、世界中の人がサイトにアクセスできるようになります。

つまり、「このサイトが見たい!」と思ったら、ブラウザに該当するIPの番号を入力すれば、サイトが見られるということです。

しかし、このIPは、こんな感じの番号です。
123.456.789

数値の羅列では、それがなんのサイトなのか分かりません。
それに、覚えるのが大変すぎます。

今は、googleであれば、google.co.jpなどにアクセスすればサイトが見られます。

これは、IP番号を文字列に置き換えているからです。

その役割を担うのが、DNSという仕組み。
DNSサーバーと呼ばれる機器が、IPアドレスと紐づくドメインを置き換える役割を担っています。

TLD(トップレベル ドメイン)

「google.co.jp」を例にしてみましょう。
これのjpがTLDです。
TLDには種類があり以下のようなものがあります。

  • ccTLD
  • gTLD
ccTLD (Country Code Top Level Domain)

その名の通り、国ごとに割り当てられるよう作られたドメイン。
基本的には、その国の国内に住所を持つ個人や組織が登録できるものです。

gTLD (generic Top Level Domain)

分野別のドメインです。

新gTLD

実は、上記以外にドメインはたくさんあります。
それどころか、今も増え続けています。
そういった最近登録されたgTLDのことを、新gTLDと呼んでいます。

2018/4現在では、1300を超える数のgTLDが登録されているとのことです。
Delegated Strings | ICANN New gTLDs

TLDの信頼性

取得するのに利用者の情報が必要だったり調査が必要なものは、発行時点である程度の信頼性が認められるので、結果的に信頼度のつながります。
ただ、一般的に個人が取れるものは、誰でも簡単に取れるようなものに限られます。
当然、信頼できないサイトなども同じようなドメインを利用している可能性はありますが、そこまで気にする必要はないのかなと思います。

TLDの選びかた

趣味で選んでも良いし、ほんと、なんでも問題はありません。
けれど、ちょっと一捻りしたいところです。

  • 直感で選ぶ
  • 人と違う感じで選ぶ
  • 地名で攻める
  • 費用で選ぶ

ある程度、重視するターゲットを決めてしまうと良いかもしれません。

直感で選ぶ

上記の新しいgTLDに面白いものが本当に沢山あるので、気に入ったものを選んでしまうのもいい。

人と違う感じで選ぶ

comやnetなどはとてもよく見るものですね。
あえて、メジャーではないドメインを選んで、覚えてもらうのも良いかもしれません。

日本語ドメインなんてのもあります。
URLに日本語を入力すれば、アクセスできます。
日本人に向けたブログなどであれば、ユーザーフレンドリーやブランディングにもつながるかもしれません。

地名で攻める

まさにこのブログがそうですね。
例えば、.tokyoとかだったら、海外の人にもキャッチーかも知れないですよね。
または、その土地に住むユーザーからすると、とても親近感が湧くかもしれない。

まぁ、僕の場合は、tokyoっていう響きが好きなだけです(笑)

費用で選ぶ

取得や維持にお金がかかるので、料金を基準に考えるのも良いと思います。
とにかく安いものを選ぶ、と言うのであれば、ドメイン業者がキャンペーンをしているドメインなどを選んでみるのも面白いですね。
一番最初に.tokyoを取った時も、セールで一年目がかなり安かったのが、決め手でした。

永井 大介

© 二〇二五